バストは人によって質感や形が変わってきます。バストの質感や形は睡眠や食事、運動などの生活習慣と、骨格などによる影響によって変わってきます。人それぞれ理想とするバストは異なりますが、“マシュマロバスト”になりたい!という女性もいらっしゃると思います。
今回は、マシュマロバストになる方法についてご紹介いたします。
マシュマロバストというのは、名前の通りマシュマロのようにふっくらとしたバストのことを言います。マシュマロは、白くふっくらとし、見た目から柔らかそうなイメージがありますよね。
バストは、クーパー靭帯で支えられていますが、ブラジャーをせずにバストを揺らしてしまうとクーパー靭帯が伸びたり切れたりしてしまいます。クーパー靭帯を一度破損してしまうとクーパー靭帯は元に戻りません。
クーパー靭帯が破損したバストは下垂してしまうため、バストの形としては釣鐘タイプや雫タイプと言われるバストになります。マシュマロバストはどちらかというと“お椀タイプ”と呼ばれるバストの形になります。デコルテ部分からふわっとして色白のバストがマシュマロ感のあるマシュマロバストになります。
では、マシュマロバストにするためにはどうしたら良いのでしょうか?マシュマロバストになる条件は主に3つあります。
・デコルテ部分からふわっとさせる
・柔らかさと弾力感がある
・どちらかというと、色白
マシュマロバストになるための条件はいくつ当てはまっていましたか?当てはまっていなくても、今のバストをマシュマロバストにするアプローチ方法はありますので、是非試してみて下さい。
マシュマロバストになる条件を紹介しましたが、この条件になるのを妨げている原因は何でしょうか?
デコルテ部分からふっくらとしている人としていない人の差は何でしょうか。骨格によってバストの付き方は変わりますが、骨格ウェーブと言われる人などはデコルテ部分に脂肪が付きづらい傾向があります。
また、デコルテの筋肉とバストが癒着していることが原因でデコルテ部分からふっくらとしないことがあります。
骨格ウェーブで元からデコルテ部分からふっくらとしていない人でも、バストの癒着を取り除き、血行を良くしてバストに栄養を届けるようにすることが重要です。
バストの筋肉は、肩甲骨や肩などの周りの筋肉と繋がっています。筋肉が凝り固まってしまうと、血流が悪くなり、リンパの流れも悪くなってしまいます。リンパの流れが悪くなることで、老廃物が溜まってしまいます。老廃物が溜まったことが原因でバストが硬くなることがありますので、毎日血流を良くして、リンパの流れを滞らさないことが需要です。
血流が悪くなることでリンパの流れが悪くなるだけでなく、冷えにも繋がります。バストのほとんどは脂肪で出来ていますが、脂肪は冷えることで弾力が少なくなり、硬くなってしまいます。皮膚の新陳代謝も悪くなるため、皮膚自体が硬くなり柔らかさの減少に繋がってしまいます。
また、10代~20代前半の女性はバストにハリがあり、柔らかさよりもハリ感がある人があり、柔らかくしたいという方がいますが、歳を重ねることでバストは柔らかくなってきます。見た目を柔らかくするには、バストを日々保湿し、肌自体を柔らかくするようにしてみましょう。
バストの弾力や形は、コラーゲンで出来ているクーパー靭帯によってかわります。クーパー靭帯を破損させないためにも、自分のバストサイズに合ったブラジャーを着用し、バストをなるべく揺らさないようにするようにしましょう。ブラジャーを着用する際には、バストトップの位置をずらさないように、ストラップで必ず調整することも重要です。
紫外線対策を行っていないとメラニン色素によって、美しい美白に見えない場合があります。メラニン色素とは、身体の色付を行う色素です。紫外線を浴びることで肌が傷つき、肌ダメージを防ぐためにメラニンは生成されます。肌のシミやくすみなどもメラニン色素の蓄積によって現れます。メラニン色素を生成しやすいかどうかは生まれつきの体質によって変わるため、紫外線対策をしていないことでくすみやすくなる場合があります。
また、サイズの合わないブラジャーや、マッサージをする時にクリームなどを着けずに行っていると摩擦による色素沈着を引き起こす場合があります。
また、乾燥した肌はキメが整わずバストのツヤ感が感じられないことがありますので、肌はなるべく乾燥させないように保湿をすることが重要です。
紫外線は、肌のバリア機能を下げ、肌の潤いを外に逃がしてしまいますので、美白や美肌にとって紫外線は大敵です。
デコルテ部分からふっくらとしたバストにするためには、デコルテ部分の筋肉の癒着を剥がす必要があります。
Step1.手を握りグーの形にします。
Step2.グーにした手の反対側のバストの横をほぐしていきます。バストを真ん中に寄せるような感覚で、背中から脇の下、そしてバストをなぞるようにしてほぐします。
Step3.少し位置を下げて、バストの中央を通るようにして、また背中からバストにかけてほぐします。
Step4.最後にバストの真下をなぞるようにしてほぐします。左右それぞれ10回ほど行うと、バストあたりが少しぽかぽかし、暖かくなったような感覚になると思います。
マシュマロのような白くて美しいバストに近づけるためには、キメの細かい肌にし、なめらかな柔らかいバストにする必要があります。そのため、バスト用のクリームなどでバストの潤いを保ち、柔らかい肌にするために毎日の保湿は欠かせません。
“a-アルブチン”という成分は、キメの細かい肌に導いてくれ、ツヤのあるなめらかな肌にしてくれるため柔らかい印象の肌にしてくれます。
また、“加水分解コラーゲン”などの角質層まで浸透し肌の潤いを保持してくれる成分が入っているものもあります。肌の奥まで潤いを届け、潤いを逃さないようにキープすることが重要です。加水分解コラーゲンは、分子量も小さいためより肌の奥に浸透しやすいといえます。
弾力を出したい場合は、“ボルフィリン”というバストケア成分が入っているものがいいでしょう。ボルフィリンは、ユリ科の植物でであるハナスゲの根エキスを抽出して作られており、バストの肌の弾力を増加させ、ふっくらとした肌感に導いてくれます。
最近では、高輝度のパールでバストをツヤツヤに見せ、トーンアップしてくれるバストクリームもあります。毎日使用することで、バストがトーンアップし美しく見えますので非常にオススメです。
バストが硬くなる原因の1つである肩甲骨のコリを解消することでバストを柔らかくすることが出来ます。
Step1.手を上にあげ、伸びをするように手のひらを上に向かせて、手は結びます。
Step2. 上半身は揺らさないようにして、手を伸ばしたまま左右に揺らします。ゆっくりと5往復ほど行います。こうすることで、肩甲骨や肩甲骨周りの筋肉をほぐすことが出来ます。
Step3.一度、脱力して、手をほどき、下ろします。
Step4.次に、ヒップの後ろで手を組み、息を吸いながら肩甲骨を寄せます。手を伸ばしたまま、肘を寄せるような感覚で肩甲骨を寄せます。
Step5.顔はやや上の方を向き、腕を上にあげられるところまで上げます。この時、骨盤はまっすぐと立てたまま行うのがポイントです。
Step6.息を吐きながら、腕を下ろします。これを3~5セット行いましょう。
この肩甲骨周りをほぐすストレッチは、座ったままでも出来ますので、思い出した時に行うようにしましょう。このストレッチは、猫背の改善にも役立ちます。猫背は、バストにとって1番良くない姿勢ですので、正しい姿勢を心がけることも大切です。
バストをお椀タイプのような美しい丸い形をキープするにはバストに必要な栄養を届けることが重要です。血流が悪くなるとバストにも栄養が行き届きづらくなってしまいます。
“中府(ちゅうふ)”というツボは、リンパの流れを良くするため、血流も良くしてくれる効果があります。血流が良くなることで、肩凝りの解消にも繋がりますので、バストを柔らかくする効果も期待できます。
中府は、鎖骨の一番外側の下に窪みがあるのですが、そのやや下あたりにあります。猫背の人や巻き肩の人は、首が前に出やすいのですが、この中府周辺をマッサージすることで、筋肉が緩み胸を張りやすくなり頭も上を向きやすくなります。頭が下を向いていると首に負担がかかり肩凝りにも繋がりますので、頭が上を向くことで肩凝りを軽減してくれます。
中府の周辺を手の真ん中の3本指でゆっくりと指圧マッサージをしましょう。強く押すと痛める可能性もありますので、優しい圧でほぐしましょう。ほぐしていくと、張っていた中府周辺が緩んでくるのがわかると思います。このあたりが張ることで、肩が前に引っ張られ、猫背や巻き肩になるとバストの形崩れや下垂に繋がりますので、マシュマロバストにするためには中府のツボ周辺を張らないようにさせることが大切です。
マシュマロバストを手に入れるための方法をお伝えしてきましたが、マシュマロバストにするためには3つ条件がありました。3つの条件の中で、柔らかくするという項目があったのを覚えていますか?柔らかいバストは多くの女性が憧れますが、柔らかいバストを目指す際には、1つ気をつけて頂きたいことがあります。
柔らかい脂肪というのは、硬い脂肪に比べて下や横に移動しやすくなります。この時に何も対策をしていないと、バストの下垂や横流れが起こり、離れ乳になりやすくなります。
バストを柔らかくして形崩れを防ぐには“ブラジャー”が重要です。マシュマロバストを目指すために抑えておいて頂きたいブラジャーのポイントが5つあります。
・サイズの合ったブラジャーを着用する
・ワイヤーをバージスラインの下に合わせる
・バストトップの位置を下げないようにする
・必ずストラップを調整する
・なるべくブラジャーは着用する
マシュマロバストに近づけるためにはバストの形崩れを起こしていないことも大切なポイントです。サイズの合わないブラジャーを着用することで、丸いキレイなバストであっても形が崩れる可能性があります。バストサイズに合ったブラジャーを着用することでキレイな丸い形を維持することが出来ます。
また、ブラジャーを着用する際に、ワイヤーの位置をバストの下のバージスラインに合わせることで、バストのトップの位置を下げないようにすることが出来ます。ストラップの調整を行わないままブラジャーを着用していると、バストのトップの位置が下がってしまいバストの形が変わる可能性があります。
また、クーパー靭帯はコラーゲンで出来ていますが、このコラーゲンがハリやバストの丸い形を作ってくれています。ブラジャーを着用しないことで、このコラーゲンで出来た靭帯が破損してしまいマシュマロバストに欠かせない弾力感が失われてしまいますので、なるべくブラジャーは着用することをオススメいたします。
マシュマロバストになる方法を紹介してきましたが、今はマシュマロバストと程遠くても毎日ケアをすることでマシュマロバストに近づけることが出来ます。また、マシュマロバストを手に入れた後は、バストを美しく保つ維持が必要だと思います。
今回は紹介しきれなかったのですが、マシュマロバストにするためにも、手に入れた後にマシュマロバストを維持するためにも、姿勢を綺麗に保つことが重要です。もし、猫背や巻き肩になりやすい方は、改善方法はいくらでもありますので、キレイな姿勢も合わせて手に入れることでバストだけでなく健康にも良い影響を与えることが出来ますので、是非美しい姿勢も意識するようにしてみましょう。