世代ごとにバストに対する悩みは異なってきますよね。今回は、40代の女性が抱えているバスト悩みと解決方法についてご紹介いたします。
今後、バストを綺麗に保つためのコツも紹介しておりますので、是非最後までチェックしてみて下さい。
40代になると女性ホルモンが減り、バストだけでなく色々な悩みが出てくると思います。バスト悩みに限らず、早めに対処することでお悩みの悪化を防ぐことが出来ます。また、お悩みの原因を知ることで、今後のバスト悩みの予防に活用しやすくなると思います。是非、日々の生活に取り入れて、一緒にお悩みの改善を目指していきましょう。
40代の女性はどのようなバスト悩みを感じているのでしょうか。人によって当てはまるものと当てはまらないものがあると思いますが、40代の女性は主にこのようなバスト悩みを抱えている方が多いです。
・バストの削げが気になる
・バストのハリが失われてきた
・バストサイズが小さくなった
・離れ乳が気になる
・ブラジャーのカップの上部に隙間が出来る
・アンダーがズレやすくなった
では、なぜ年々バスト悩みは増えてくるのでしょうか?40代のバスト悩みが起こる原因は主に4つあげられます。
・女性ホルモンの減少
・クーパー靭帯の破損
・筋力の低下
・ブラジャーによる影響
40代から女性ホルモンの分泌量は減少していきます。分泌量が減少していくスピードは人によって異なります。乳腺は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの影響を受けて発育していますが、女性ホルモンの分泌量が減少することで乳腺が萎縮することで、バストのハリが失われ、バストの脂肪と乳腺の割合が変わりバストの形が崩れます。
女性ホルモンの分泌量が減少するのは、歳を重ねたことだけが原因ではありません。睡眠不足や運動不足、暴飲暴食や栄養不足などの生活習慣の乱れも女性ホルモンの分泌を妨げてしまいます。また、日常生活で過度なストレスを感じていると40代だけでなく20代の女性であっても女性ホルモンを上手に分泌することが出来ません。
そのため、ストレスを軽減するためにリフレッシュ出来ることを日常に取り入れたり、睡眠を取り、適切な食事を摂ることが重要です。
バストの形を支えているためクーパー靭帯は、一度切れたり伸びたりすると二度と元には戻りません。クーパー靭帯は揺れなどの衝撃に弱いため、階段の上り下りだけでクーパー靭帯は伸びてしまいます。そのため、ブラジャーで守りバストの揺れを軽減することが重要です。
クーパー靭帯が破損することで、バストのトップの位置は下に下り、バストは下垂していきます。バストが下垂することでバスト上部が削げた印象になります。
また、ブラジャーのカップ上部に今まで出来なかった隙間が出来るようになるのは、クーパー靭帯の破損や女性ホルモンの分泌量の低下によりバストの形崩れが起きることが原因です。
ブラジャーをしっかりと着用することで、隙間が埋まることもありますので、一度正しい手順で着用し直してみるのもオススメです。
歳を重ねることで、筋肉を構成している筋繊維の数が減少していきます。筋繊維が減少することで筋繊維は萎縮してしまい筋肉量は低下していきます。筋肉量は年々少しずつ落ちていくため、日々運動などをしていないと筋肉量は落ち、猫背にもなりやすくもなります。
バストの土台は大胸筋という筋肉で出来ています。大胸筋は、バストが下垂しないように支えてくれているため、この大胸筋の筋肉量が減少することでバストの下垂を引き起こす原因になります。
また、筋肉量の低下により、猫背や巻き肩になることで、バストの下垂だけでなくバストサイズの減少にも繋がります。猫背という姿勢は、大胸筋を使えていない姿勢のためバストの下垂に繋がります。
また、肩が前に出る巻き肩は、バストの小胸筋という筋肉に悪影響を及ぼします。小胸筋が萎縮し、筋肉の癒着を引き起こすと、バストに栄養が届けづらくなりバストのサイズダウンを引き起こします。猫背や巻き肩の改善を行うことで、バストの下垂やサイズダウンの予防に繋がります。
40代になり、太りやすい方と痩せやすい方に分かれます。これは、筋肉の低下と、女性ホルモンの分泌量の減少により、どの様に体型が変わるかが異なります。
筋肉量の減少は、基礎代謝の低下を引き起こし脂肪を燃えづらくさせるため太りやすくなります。また、女性ホルモンが減少することで、自律神経にも影響を与えます。自律神経の乱れは、胃に影響を与え、胃の痛みや胃もたれ、胸焼けなどに繋がります。女性ホルモン自体も胃の粘膜を作っているため、女性ホルモンの量が低下し胃の粘膜が弱ることが原因で食欲不振になることがあります。必要な栄養を接種できないと痩せてしまい、バストのサイズダウンにも繋がります。
このようにして体型に変化が現れた場合、アンダーサイズとバストのトップサイズを測り直すことが重要です。アンダーサイズとトップのサイズを測り直すと、普段着用していたブラジャーが今のバストに合っていないことがあります。
普段、バストサイズに合わないブラジャーを着用することで、バストを圧迫し形崩れを引き起こしたり、カップとバストの間に隙間が出来ることでバストが揺れやすくなりクーパー靭帯が破損し、バストの下垂や離れ乳に繋がります。
サイズの合わないブラジャーを着用することで、ブラジャーはズレやすくなり、安定感を失います。
また、普段ブラジャーをしっかりと調整していないと、バストのトップの位置が下がりやすくなり、バスト上部の削げや下垂に繋がってしまうので、必ず購入後は自分のバストに合わせてブラジャーを調整するようにしましょう。
今のバスト悩みを拡大させないためには予防も非常に大切になってきます。バスト悩みの解消法と合わせて予防もすることで、納得の行くバストを手に入れることができます。解消法を行うことでバスト以外の健康面にも良い影響を与えることが出来ますので、無理のない範囲で試してみて下さい。
なるべく女性ホルモンの分泌を促すためにも、睡眠をしっかりととることと、ストレスを溜めないことが重要です。また、冷え所である場合、血行不良である可能性が高いです。血行不良はバストに栄養を上手に運べなくなります。
冷え性を改善し、身体を芯から温め血行をよくすることが重要です。入浴は、睡眠の質もあげる効果があり、ストレス軽減にも繋がります。
まずは、大胸筋を鍛える前に伸ばしましょう。大胸筋が固くなってしまうと、巻き肩や猫背、首が前に出るストレートネックになってしまいます。大胸筋はバストの土台になる筋肉ですので、固くなるとバストに栄養が行き渡りづらくなり形崩れにも繋がります。
Step1.背筋を伸ばし、足は肩幅くらいに開き立ちます。
Step2.両手を後ろで繋ぎ、肩甲骨を寄せます。
Step3.ゆっくりと息を吐きながら、手を伸ばしたまま上にあげて、気持ちいくら位の力加減で、更に伸ばします。
Step4.もとに戻します。約10~15秒かけて、毎日3セットほど行いましょう。
3~6ヶ月ほどは大胸筋を伸ばすストレッチを行いましょう。姿勢を正しくするだけでも大胸筋を使用するので、まずはストレッチと姿勢を良くすることを心がけましょう。
猫背を解消するためには、硬くなった筋肉を伸ばすことが重要です。大胸筋、大腰筋、大腿直筋などの筋肉が姿勢を上半身を支えているため、これらの筋肉を伸ばしていきましょう。
大胸筋また、簡単な筋トレを毎日行うことで筋肉量も増え、猫背改善に繋がります。
〈大腰筋を伸ばす〉
大腰筋というのは、直立に立てるように保持したり、太ももを引き上げるときに働く筋肉です。この大腰筋が固くなると、骨盤が前に引っ張られ、反り腰になり姿勢が悪くなってしまいます。
Step1.立った状態から片足を前に出し、もう一方の足は後ろに引きます。
Step2.前に出した足は曲げ、前重心にし、アキレス腱を伸ばすような姿勢になります。この時、姿勢を保つことが辛い人は、台などに捕まりながら行うのも良いでしょう。
Step3.上半身は起こし、胸を張ります。体重移動をし、前腿からお腹あたりを伸ばします。
Step4.足を入れ替え、反対側も伸ばします。各15~30秒ずつ行いましょう。
〈大腿直筋を伸ばす〉
大腿直筋は太ももの前面に位置する筋肉です。大腿直筋も大腰筋と同様に、筋肉が固くなってしまうと、骨盤が前にひっぱられてしまい、姿勢が崩れ、反り腰にもなりやすくなります。反り腰は、猫背よりも胸を張っている印象がありますが、胸を張りすぎると肋骨が開いた状態となり、離れ乳になる原因になります。骨盤の位置がズレると、全身のバランスを取ろうとし、バストの左右差を引き起こす場合もありますので注意が必要です。
Step1.壁と向き合うように立ちます。
Step2.手で足の甲を持ち、裏太ももとかかとをくっつけるイメージで、ゆっくり引き寄せます。バランスを取りづらい姿勢でもありますので、足を持っていないもう一方の手で、壁を触り倒れないように補助することをオススメいたします。
Step3.上半身と、太ももが一直線になるように立ちます。
Step4.足を入れ替え、反対側も伸ばします。各15~30秒ずつ行いましょう。
〈姿勢を整える簡単筋トレ〉
では、これからどのようなことを意識したらバストを綺麗に保つことが出来るのでしょうか。バストを綺麗に保つコツは3つありますので、是非意識しながら生活を送ってみて下さい。
先程紹介した猫背解消法を取り入れ、普段の姿勢を意識するだけで、バストの下垂や形崩れ、サイズダウンの防止に繋がります。無理に姿勢を良くしようとすると続かないため、一度姿勢を丸くし脱力することで、自然と良い位置に戻りやすくなります。
また、姿勢改善を行う際には、はじめに壁に、かかと、お尻、背中、肩、頭を着けるとどれくらい姿勢が歪んでいるか認識することが出来ます。腰の部分は、手のひら1枚入るくらい隙間があり、その他の部分は壁にくっつくと理想の姿勢だといえます。
通常、腰の骨は緩やかに湾曲していますが、現代では頻繁にスマートフォンを使用するようになったことで首が前に出やすくなっている方も多いです。首が前に出てしまうと、肩に負担がかかり、バストの左右差に繋がる場合もありますので、首もなるべく前に出ないように意識して過ごしましょう。
今後、正しくブラジャーを着用するかしないかが、バストの下垂の拡大を防ぎ、バストトップの位置を下げないことに繋がります。また、正しく着用した上で、カップ全体に隙間ができたり、カップにバストが乗る場合、ブラジャーのサイズが合っていない可能性がありますので、サイズを測り直してフィットするブラジャーに変更することをオススメいたします。ブラジャーの正しい着用方法をご紹介いたしますので、是非一度普段の着用方法と異なるかチェックしてみて下さい。ブラジャーを正しく着用することで、バストトップの位置が上がったり、実は正しいサイズよりも小さいブラジャーを着用していたということが発覚することもあります。
〈ブラジャーの正しい着用の仕方〉
左の脇の下からお胸を寄せ集めて、斜め右上にお胸を持ってきます。そのまま手は離さず、次のステップに移ります。
この時、ストラップの調整が片手で難しい場合は、一度両手で長さを調整し、
もう一度②と③の動きをして、整えてあげると、お胸がふわっとします。
40代~50代の女性は女性ホルモンの分泌が減少しだす影響で、バスト含め全身が乾燥する場合があります。
バストの乾燥は、バストの肌全体に潤いが不足しすることで引き起こります。元々乾燥肌の方の中には全身乾燥しやすい方もいるため、バストがかさつき、赤みやかゆみに繋がることもあります。バストの肌全体が乾燥してしまうと、バストを支える力が弱まり、バストが下垂しやすくなったり、バストのたるみに繋がる可能性がありますので、日々保湿することが重要です。バストが乾燥した際には、洗う際は泡で優しく洗い、しっかりと保湿するようにしましょう。
また、バストの乾燥は、バストの肌全体だけでなく、乳頭部分が乾燥する場合があります。
乳頭が乾燥することにより、痒みがあまりにも収まらなかったときや、出血を伴った際には症状が悪化する前に早めに病院で診察してもらうことをオススメいたします。
40代のバスト悩みは、今からでも解消できるのだろうかと不安に思う方もいらっしゃると思います。早めに改善を試みることで、5年後、10年後のバストが変わってきます。少しでも早めに取り組み、バスト悩みの進行を防ぐことが重要です。
ストレッチなどは、無理のない範囲で行うことで、良い運動にもなりますので是非少しの時間でもトライしてみて下さい。