ブラジャーを着用していて、ズレやすく1日に何度も直したことはありますか?ブラジャーが1日に何度もズレてしまうと着心地が非常に悪く、不快感を抱いてしまいますよね。ブラジャーは本来、バスト全体をカップで覆うことでバストの揺れなどを軽減し、楽に生活する手助けをしてくれます。バストの揺れを軽減することは、揺れや衝撃に弱いクーパー靭帯の損傷も防ぎますので、将来のバストの形にも影響を及ぼします。
今回は、ブラジャーがズレやすくなる原因と、その対処法についてお伝えいたします。ブラジャーのズレが解消されることで、ブラジャーによる不快感が軽減され、安定感を得ることが出来ますので是非参考にしてみて下さい。
ブラジャーによる締め付けが嫌でアンダーサイズをゆるくしている方も中にはいらっしゃると思います。自分のアンダーサイズよりも大きめのアンダーサイズのブラジャーを着用していると、ブラジャーがズレやすくなりバストが安定せず横流れなどを起こして、カップ上部が浮きやすくなります。特に、最初にブラジャーを着用した時にカップとバストサイズが合っており、生活する中で何度もブラジャーを直すことがあったり、1日の途中からカップ上部が浮く場合はアンダーサイズが合っていないことが原因である可能性が高いです。
ブラジャーのホック部分は三段階で調節できるように構成されていることが多く、殆どの場合、2.5センチ間隔で3つ並んでいることが多いです。例えばアンダーサイズ75センチのブラジャーを選んだ場合、真ん中のホックが75センチ、外側のホックが77.5センチ、内側のホックが72.5センチで構成されておりますので、自分のアンダーサイズを把握して一番近いサイズの所でホックを止めることでズレづらくなります。あまりにもきつい場合はアンダーサイズが変わった可能性も考えられますので、定期的に測り直して呼吸が苦しくなく、一番自分のサイズに合う所でホックを止めるようにしましょう。
バストサイズとカップのサイズを合わせていても、ストラップやバージスラインの位置などを調整していないと、ブラジャーの中にバストが綺麗に収まりません。ストラップを正しい長さで調整することで、ブラジャーがズレづらくなり、バストトップの位置も安定しやすくなります。バストトップの位置が合っていないと、ブラジャーの上浮きを引き起こす可能性があります。自分のバストに合ったブラジャーを着用し、調整することでブラジャーの上浮きを改善することが出来、しっかりと揺れから守ることが出来ます。
また、バージスラインというバストの下の半円の形は、狭い、広いという2種類に分けられます。日本人の多くの女性は骨格的にバージスラインが広い女性が多いですが、自分のバージスラインの幅を把握して、ブラジャーのワイヤー部分に合っているか確認することも重要です。カップ数が大きくなるとワイヤー部分が広くなるため、バージスラインに合わせて自分のバストサイズよりも大きいカップを選ぶことも出来ますが、そうするとカップ全体に隙間が生まれますので、バージスラインが広めの方は元々ワイヤー部分が広めに出来ているものを選ぶと安定しやすくなるでしょう。
バストに左右差がある場合、多くの女性は大きい方のバストサイズに合わせてブラジャーを着用していると思います。大きい方にバストに合わせてブラジャーを着用している場合、小さい方のバストの上部分が浮きやすくなります。
小さい方のバストのカップに隙間がある場合、調整をしないでそのままにしていると小さい方のバストだけが揺れ、クーパー靭帯が損傷し、バストの左右差の拡大に繋がる可能性もあります。ブラジャーに合ったパットで調整をしたり、左右でサイズの変えられるブラジャーを着用することでバストの左右差の拡大を防ぎ、上浮きが気になりづらくなるでしょう。
ブラジャーを着用する時に、正しい手順で着用することで、ブラジャーが安定し1日に何度も直すということが少なくなります。正しい手順で着用すると、サイズが合っているか判断もしやすくなります。
ブラジャーのストラップを調整し直すことで、バストトップの位置が安定しやすくなり、カップ上部の浮きが改善され、浮かなくなった方もいらっしゃいます。
アンダーサイズが合っていないだけでも、バスト上部が浮きやすくなりズレやすくもなりますので、アンダーサイズも自分のサイズに合っている所で調整するようにしましょう。
①まずブラジャーを着用します。
②バックバンドを真っ直ぐに整えます。
③背筋を伸ばした状態で、少し前かがみにお辞儀をします。
④右手を左胸のバージスラインの下を通してから左の脇の下からお胸を寄せ集めて、斜め右上にお胸を持ってきます。そのまま手は離さず、次のステップに移ります。
⑤左手で、カップをお胸に添わせて、右上に軽く引っ張ります。カップをお胸に添わせたら、右手は優しく抜きましょう。左手はカップを軽く引っ張ったままにして、次のステップです。
⑥右手でストラップを調整します。ストラップは、痛すぎず、緩すぎないように、指1本入るくらいのキツさがベストです。この時、ストラップの調整が片手で難しい場合は、一度両手で長さを調整し、もう一度②と③の動きをして、整えてあげると、お胸がふわっとします。
⑦最後、気になる方は脇の下から、お胸を集めてきて、整えてあげましょう。
⑧反対側のお胸も同様の手順で整えてあげます。
正しくブラジャーを着用したうえで、サイズが合っているか確認してみましょう。以下の8点が合っていれば、今のブラジャーのサイズはピッタリです。
①フロントホック(前ホック)とバストの中心線が合っているか。
②カップ上辺が浮いていない。
③カップにバストがのっていない。
④カップ全体に隙間ができていない。
⑤アンダーのサイズが合っているものを使用しているか
⑥バックバンドが真っ直ぐになっているか(床に対して平行になっているか)
⑦バージスラインの真下にワイヤーがフィットしている
⑧ストラップは緩すぎず、指一本入るようになっている
特に③と④に当てはまっていない場合は、サイズが合っていない可能性が非常に高いです。カップにバストがのっている場合は、ブラジャーが小さいサインです。窮屈に感じることはありませんか?ブラジャーでバストを圧迫してしまうと、血行不良になりバストの形崩れに繋がる場合がありますので注意が必要です。
また、カップ全体に隙間が出来る場合は、ブラジャーのサイズが大きいサインです。両カップともに全体に隙間が出来る場合は1サイズ小さいブラジャーがを試してみましょう。片方のバストにのみ隙間が出来る場合は、パットで調整することで左右差の拡大を予防することが出来ます。左右でサイズの変えられるブラジャーを使用するのもオススメです。
姿勢が悪い状態で過ごすことによりブラジャーとバストの間に隙間ができ、ズレやすくなることがあります。なるべく姿勢の良い状態でいることで、ブラジャーがバストにフィットしたままの状態になりズレづらくなることがあります。
日々、姿勢が悪い状態で過ごしていると猫背になり、血流が悪くなるだけでなく、巻き肩になりバストの筋肉も硬くさせ、バストに栄養が行きづらくなり、形崩れやバストのサイズダウンに繋がることがあります。また、姿勢が悪いと骨盤の位置がズレ、バストの左右差に繋がる可能性もありますので、早めに改善をすることをオススメいたします。
長時間悪い姿勢のままで過ごしていると、大胸筋、大腰筋、大腿直筋などの筋肉が萎縮したり、硬くなったりしてしまいます。そのまま放置していると、筋肉が伸びにくい状態になってしまい猫背や巻き肩など身体に良くない姿勢が定着してしまいます。綺麗な姿勢を保つためには、これらの筋肉を伸びやすい状態にさせ、筋肉を衰えさせないようにすることが重要です。そのためには、大胸筋、大腰筋、大腿直筋などの筋肉を動かすストレッチや筋トレを日々の週間にすることで美しい姿勢を手に入れることが出来るしょう。
ブラジャーはサイズが合っていないことや、ストラップなどを調整しないことでズレやすくなります。サイズも合っていて、ブラジャーの調整も行っているのにズレる場合は、ブラジャーが経年劣化し、ストラップ部分がゆるくなり調整が効かなくなっていることがあります。
ストラップを調整しても緩んでくる場合は、思い切って新しいブラジャーにすることで安定しズレにくくなります。
バストに左右差がある女性も多いですが、左右それぞれのバストサイズにブラジャーを合わせるのは難しいですよね。新形態ブラのSAYUSAは、左右でバストサイズが異なる場合でも左右のバストサイズに合わせてブラジャーを選ぶことが出来ます。左右のバストサイズに合ったものを着用することで“ズレ”が軽減されますので、バストが揺れる不快感が解消されます。サイズ診断なども出来ますので、ブラジャーのズレが気になる方には非常にオススメです。
ブラジャーのズレは、何度も直すはめになり、着心地の悪さを感じてしまいますよね。自分のバストサイズにあったブラジャーを着用することで、ブラジャーのズレは解消されやすくなります。
バストへのフィット感も変わるため、仕事や家事、お出かけなどの際にもブラジャーによる不快感を抱かずに快適に過ごしやすくなります。
ブラジャーは毎日着用するため、毎日調整しないといけないのかと疑問に思われる方もいらっしゃいますが、最初に調整したら頻繁に調整し直す必要はないので、ちょっとズレやすいかなと感じたら、バスト・アンダーサイズやストラップ部分を定期的にチェックするようにしてみましょう。