バストを綺麗に保ちたいという女性は多いと思います。ライフスタイルによって睡眠時間は異なりますが、睡眠によるバストへの影響はとても大きいです。特にバストアップを目指したい女性は、睡眠が非常に重要です。バストの大きさは、遺伝が関係しているのは約30~40%と言われています。残りの60~70%は生活習慣の影響を受けてバストの大きさや形が大きく変わってきます。生活習慣の中でも、睡眠はバストに大きな影響を与えます。
今回は、睡眠がバストに与える影響と、オススメの睡眠習慣についてご紹介いたします。睡眠の質を上げて、美しいバストを目指し維持しましょう。
バストの丸い形は、主に“脂肪”・“乳腺”・“クーパー靭帯”によって形作られています。バストは、女性ホルモンが分泌されることで“乳腺(にゅうせん)”が発達し、乳腺を守るように脂肪がバストに集まって、バストが大きくなっていきます。女性ホルモンは睡眠時間が短かったり、就寝時間が遅すぎると分泌されづらくなることがあります。日々、ストレスが蓄積されてしまうと、なかなか寝付けなかったり、睡眠時間が短くなる場合もあるので、ストレスと上手に付き合うことが大切になってきます。また、ストレスを感じ過ぎると血行不良も引き起こします。血行不良はバストに栄養を届けづらくなり、バストが発達しない原因になりますので、1日の終りにリラックスする時間を設けることがオススメです。
また、睡眠不足により女性ホルモンが分泌されづらくなることで、脂肪を周りに集める“乳腺”が萎縮してしまい、脂肪の割合が増えてしまいます。乳腺が萎縮し、脂肪の割合が増えることで、バストは柔らかくなります。柔らかくなった方がバストは良いのではないかと思ってしまいますが、柔らかいバストは、横流れしやすくなるため“離れ乳”になったり、バストの“下垂”を引き起こしやすくなります。
最初に訪れる深い眠りのときに成長ホルモンは分泌されやすいと言われています。成長ホルモンは成人してからも分泌されており、疲労回復に役立ち、肌を綺麗に保つ効果が期待できるため、バストを美しく保つためにも睡眠の質を上げ、ホルモンが分泌されやすい状態を作ることが重要です。
自然と眠りに誘う“メラトニン”というホルモンは、深夜1時~3時の間に分泌されやすくなります。このメラトニンが分泌されることで、成長ホルモンの分泌も促されるため、深夜1時~3時あたりに深い睡眠に付いていることが理想です。その日の活動量にもよりますが、22時~遅くても0時までに就寝することで、1番成長ホルモンが分泌されやすい状態を作ることが出来ます。
人によって必要な睡眠時間は異なり、年を重ねるごとに必要な睡眠時間は短くなると言われています。睡眠時間が少なくても、多すぎても、イライラや倦怠感が残る場合がありますので、自分のコンディションが良いと感じる睡眠時間はどれくらいか知ることが重要です。起床時に眠気が残らずにスッキリと起きることが出来れば、睡眠の質が良いと言えます。前日の活動量により、その日に必要な睡眠時間も異なることがあります。
7~8時間の睡眠時間を確保することが理想的ですが、遅くても0時までには就寝し7~8時間は眠ることで、女性ホルモンは分泌されやすくなります。女性ホルモンが分泌されることでバストアップしやすくなり、ハリのあるバストになりやすくなります。
睡眠時間の確保も大事ですが、合わせて睡眠の質を上げることも重要です。睡眠の質というのは、睡眠の深さ、目覚め感、寝心地、日中の体内リズムなど総合的に評価されます。これらの状態が良いと、日々の睡眠の質も良いと言えます。
睡眠の質を上げるためには、深い眠りにしっかりと付けることが重要です。睡眠中は、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返します。入眠直後にノンレム睡眠になり、深い眠りに付きやすくなります。ノンレム睡眠中は、成長ホルモンの分泌が促されるため、深い眠りにつけるような習慣を身につけることが重要です。
睡眠の質が浅くなる原因として、過度な飲酒やストレスなどが上げられます。睡眠の質が浅くなることで、せっかく十分な睡眠時間を確保していても“熟睡度”が下がります。熟睡度が低下すると、起きたときに眠気を感じたり、疲れがそのまま残っていることがあります。起きたときのスッキリ感で、睡眠の質を測ることが出来ますので、眠気が続く場合は、睡眠の質を上げる習慣を取り入れたほうが良いと言えるでしょう。
また、長時間の二度寝をしていると浅い睡眠が続くため体がだるくなることがあります。
では、どのような行動を習慣化すれば睡眠の質を高めることが出来るのでしょうか。
食事は就寝の3時間前までが理想的です。消化には2~3時間必要とされており、身体が消化を優先して眠りが浅くなることがあります。何度も起きやすいという方は、食事をなるべく2~3時間前に取るようにしてみましょう。
就寝の1時間前からブルーライトを浴びないように心がけることで、眠りに付きやすくなります。ブルーライトなどの強い光は、脳が日中だと勘違いしてしまい、眠りに誘う“メラトニン”が分泌されづらくなるので、1時間前にはシャットダウンするように心がけましょう。
空調を暑すぎず、寒すぎない適度な温度にしておくが重要です。夏場で26℃~28℃、冬場で18℃~23℃が快適な睡眠を取りやすい温度だと言われています。人によって冷え性であったり、基礎体温が変わりますので、適温に設定しておくことが重要です。
就寝の1~2時間前に入浴することがオススメです。入浴をすること一時的に体温が上がり、その後体温が下がってきます。体温が下がることで眠気を感じやすくなります。約1時間ほどで体が冷え始めるため、就寝の1~2時間前に入浴することで、快適な睡眠を取ることが出来ます。また、入浴はリラックス効果も高く、ストレス緩和にも繋がるためなるべく心がけることをオススメいたします。
ストレスが蓄積されると寝付きが悪くなったり、途中で起きてしまうことがあります。就寝前にノンカフェインの温かい飲みものを飲んだり、ストレッチを行いリラックスするなどが効果的です。
部屋の明かりを、朝は明るく夜は明かりを暗めにし、体内のリズムを整えることで、眠りに誘う“メラトニン”が夜に分泌され、自然に眠りに付きやすくなります。
起床後の過ごし方も重要です。起きてから2時間以内に、太陽光を浴びると体内時計がリセットされ、身体のリズムを整えることが出来ます。毎日日光を浴びることで日中は副交感神経が優位に働き、活動的になり、夜は、副交感神経が優位に働き、ストレスを緩和させ、リラックスして睡眠を取ることが出来ます。
なかなか寝付けないという方は、日々身体を温め、朝起きてから少しだけでも、日光を浴び、体内時計を整えてあげるといいでしょう。
女性ホルモンは多すぎても少なすぎても体にとってあまり良くありません。バランスを整えることが重要になってきます。睡眠中に必要な分の女性ホルモンが分泌されるように、なるべく睡眠を取り、休息を取れるようにしましょう。
また10代の女性の場合、女性ホルモンだけでなく成長ホルモンも分泌されるため、バストアップしたい場合は、なるべく夜更かしを避け、早めに就寝ししっかりと睡眠時間を確保することが重要です。